人間が想像できることは、人間が必ず実現できる。でも、想像力が弱っている気もする・・・
今年はウェアラブルとともに、ホログラムというのもキーワードになっていきそうです。タブレットやスマートフォンからのデジタルコンテンツを3Dホログラムに変換する卓上ホログラフィックプラットフォーム「Holus」がKickstarterで資金調達を行っています。
SF映画の世界が現実に
スターウォーズなど数々のSF映画でホログラムの相手と会話するというシーンを見た覚えがありますが、実現できそうです。ちなみにMicorosoftは現実世界に3Dホログラムを重ねて表示する「Windows Holographic」とヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」を発表しています。
2020年の東京オリンピックぐらいには、よりハイクオリティなホログラムシステムが開発されていそうで、わくわくしますね。
ホログラムは通信販売とマッチしそう
新入社員だった11年前。研修で通信販売に関する面白いアイデアをチームで作るという課題を与えられ、専用端末で自分の体型を入力してホログラムで服を着たイメージを確認できるシステムというのを発表しました。
ホログラムではありませんが、一部のショップでは着せ替え的なシステムが登場しています。でも、Holusを使えば、もっと幅が広がりそうですよね。
Holusはスマホやタブレットと連動しているので、開発費はかかるとしても実現できそう。
当時は、カタログを見る楽しみがなくなるのではないかという同期からの意見がありました。ですが、イメージ違いによる返品が多く、着払いで返されたりするというリスクを考えたりすると、最初からお客様のイメージに合わせることが大事な気がします。
ホログラムで自分の体型を加えて着させることで、イメージ違いというリスクは軽減されると思うんです。通販もホログラム、そういう時代が来るのではないでしょうか。
人間が想像できることは、人間が必ず実現できる
ジュール・ヴェルヌの名言ですが、AIロボットやホログラムを使った操作など、SF映画の中のものが実現されつつあります。実際、私も2000年代に想像していたことが他で実現されつつあるので、想像することって大事ですよね。
でも、スマホなど人間社会を便利にするものがあふれている現代社会において、新しいことを想像することも難しくなっているし、深く考えること自体が減ってきている気がします。
ホログラムなどの発想は70年代にスタートしていて、現在実現に近づいている。つまり過去に想像したものが実現されているのであって、現在想像したものが実現されているわけではないのです。
子供には想像力を鍛える教育が必要だと思う
日本は豊かになり過ぎて、革新的な製品というのが出にくくなってきています。
だからこそ、今の子供たちにはスマホで簡単に得られる情報ではなく、自然や動物とのふれあい、自分以外の文化に触れるなど実体験から情報を得るという教育をもっとしてほしい。それに、もし子供ができたらそういう経験をさせたいと思っています。
画像:kickstarter