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【本レビュー】結婚詐欺にあった19歳の僕が、詐欺師に!?しかも、幽霊相手なんて・・・「幽霊詐欺師ミチヲ」

 Amazonのキンドレ(Kindle)版で幽霊・妖怪系小説を探していたところ、幽霊に詐欺をかけるというテーマが面白そうだったのでタイトルだけで購入した小説です。

読み進めていくと、描写は綾辻 行人の「殺人鬼」ばりにエグイ表現がでてくるのですが、ストーリーにコミカルな部分があるため、吐き気もなく一気に読んでしまいました。そんな「幽霊詐欺師ミチヲ」を今日はご紹介します。 

幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫)

 

 

 

 

 

 【あらすじ】

19歳で女に貢ぎ過ぎていつの間にか500万の借金を背負うことになり、結婚詐欺に合ったミチヲ。借金を返せないので、幽霊が出ると話題の洋館の木で首をくくって死のうとしていたところ、一匹の犬が。。。

その犬のパートナーである男が現れ「チャンスをやる。このまま死ぬか、それとも俺に買われるか」、「10秒以内に決断しろ」といわれミチヲは生きる道を選ぶ。

ミチヲがカタリという謎の男に任された仕事とは、失意の果てに命を絶った女の幽霊を惚れさせ、財産を巻き上げることだった!かくして幽霊とのデートの日々が始まるが…はたして幽霊相手の結婚詐欺の結末は!?

主人公のヘタレ具合と幽霊詐欺という設定がおもしろい

幽霊、妖怪系を含め、主人公ってヘタレが多いと思うのですが、その中でもミチヲは相当です。超ドSな上司カタリに、入ったら死ぬというホラーハウスに寝泊りさせられたり、自分に取り付いた幽霊から守るためといわれ、8000万もするネックレスを買わされたりといいように扱われているミチヲに明日はあるんでしょうか。

一度決心したのに、僕には無理ですとかすぐに弱音を吐いたり、逆切れしたりと浮き沈みが激しく、「おっ!」と思わせる活躍を見せたと思ったら「やっぱりダメだった~」という展開も小説をおもしろくしています。

最初に結婚詐欺をしかけたマミコさんがかわいく見えてくる

見た目はスプラッターレベルの状態のマミコさん。ミチヲの幽霊詐欺師としてのデビューを果たした最初の相手ですが、ストーリーでマミコさんはかなり重要な役割を果たすようになります。

ミチヲは結婚詐欺でだましていたことを、死人であるマミコさんに告げてしまった結果、取り付かれてしまいます。ミチヲの背中に取り付いたマミコさんは、ミチヲの気を引こうとシャンプーの匂いを漂わせたり、他の幽霊からミチヲの身を守ったりと甲斐甲斐しくミチヲに尽くします。

そんなマミコさんが読み進めていくうちにかわいく見えてきます(顔はぐしゃぐしゃでスプラッター系なのですが・・・)。

食事中に読むのはオススメしませんが、はまるはず!

小説は3巻まで出ていて、各巻2本のストーリーで構成されていて、特に1巻はスプラッター演出が色濃いのでオフィスでお弁当を食べながら読むという場合にはあまりオススメできません。

しかしながら、カタリと犬のカネコ、ミチヲのトリオがそのグロテスクな演出をも忘れさせてくれるくらいコミカルで人情味あふれているし、幽霊になったきっかけが悲しいストーリーだったりするので、感情移入しやすいです。

好き好きはあると思いますが、幽霊系が好きな方は読み始めたらとまらなくなると思います。

興味をもたれた方は、ぜひ読んでみてください。

幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫)

幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫)

 

 

  

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