イタリア5日目:心配していたことが起きた!
セスト・フィオレンティーノからローマへ3時間のバス旅。
朝は8時30分でいつもより遅めの出発。
今日は、一体どんなことが起きるのでしょうか?
トイレ休憩で免税店に立ち寄り
ローマインター降り口付近にある免税店にトイレ休憩もかねて立ち寄ります。
ここの免税店で説明してくれるアジアか中東系の店員さん。
寝起きの頭にガンガン響く大声で、ワインやチーズについて説明してくれました。
今まで立ち寄った免税店では、ミラノ以外では購入しなかったのですが、
店員さんの口車に乗りワイン3本と高級チョコレートを購入。
155ユーロ以上で免税なのに、140ユーロ分で購入。
あと15ユーロ・・・
ここで購入したワインは、“ここでしか手に入らない!”と店員に言われた
『アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ2007』を2本
日本では2007年の販売が見当たらず、相場が日本では7000円以上。
38ユーロだったので、こちらは得した感じです。
『OLIVI MEMENTO 2008』を1本
イタリア大統領が飲んでいるワインだと言われ、
「家用で飲みなさい」とカゴの中に入れてきたので、
言われるがまま購入しました。
48ユーロだったのですが、日本で送料込で7000円程度なので、
ちょっとしか得していない・・・
ローマでの昼食はマルゲリータ。
食事中に雹が降るなど、おかしな天気のローマでしたが基本は晴れ。
ローまでの昼食はサラダと焼きたてのピザとジェラート。
ピザは40人分を焼くので、
全員に行き渡るまでに40分程度かかっていましたが、
ピザ丸ごと1枚というのに驚き。
正直、そこまで美味しいとは思わなかったのですが、ほぼ食べきりました。
最後のジェラート(普通のアイスクリーム)を食べましたが、
この後、この食事が大きな影響を及ぼすとは思いもしませんでした。
食後はヴァチカン美術館へ。
食後、個性的なガイドさんと合流してヴァチカンへと向かいます。
今年のヴァチカンは“いつくしみの特別聖年”ということもあり、
巡礼者が集まっているためサン・ピエトロ広場には行けず、
ヴァチカン美術館のみの観光となりました。
“所長”というあだ名がついた年配の男性が
レシーバーをちゃんとつけられないのを、
ガイドさんが
「ありゃダメだ、聞こえてないわ。あの人は要注意だからみんな見守ってくださいね」と、
本人が聞こえないのをいいことにマイクで話しているのを聞いて、
「この人、おもしろいね」と妻と話しました。
ヴァチカン美術館
内部の写真撮影は不可、システィーナ礼拝堂内ではガイドも禁止ということで、ガイドさんから先に説明を受けます。
礼拝堂の明かりをLEDに変えたことで、熱による劣化を60%ダウンし、明るさはアップ。
日本の和紙を使って「最後の審判」の煤を取り除いた。
日本の技術が貢献しているということを説明してくれました。
また、
『最後の審判』の中央下にいる人が持つ生皮にミケランジェロの自画像が描かれ、ミケランジェロが大嫌いだった税の取立人を右下の地獄でヘビに股間をかまれている人物として描いた。
『天地創造』の『アダムの創造』は『E.T』の交流シーンにインスピレーションを与えた
など面白い解説を受けた上で、いよいよ礼拝堂へ。
以前もシスティーナ礼拝堂に来たことはあるのですが、
説明を受けてからだと全然感じ方が違います。
彫刻家であるミケランジェロだからこそできたであろう、
立体に感じる絵の技法、色彩の豊かさなど本当に素晴らしい。
見学時間15分は長いと思っていたのですが、あっという間に時間が過ぎ集合。
ここでトラブル!
所長さんグループ3名が先に礼拝堂を出てしまったそう。
ガイドさんは
「口を酸っぱくして集合場所を説明しても、行ってしまう人がいる。怪しいと思われる人はみんなで見てないと」と、ちょっとイラっとしていました。
さらに、途中でおなかの痛くなった人が違うトイレに走ったため、美術館から出るところ急遽変更。
この際、「本を買いたい人はいってください」というので、
「本はいいや」と思い何も言わなかったのですが、
ガイドさんに「お土産を買う時間ありますか?」と聞くと、
「さっき言ったんだから、はやく言わなきゃ」と言われ、
(だったら、お土産を買いたい人はいる?と聞けよ。)と内心思いました。
結局、お土産購入時間を設けてもらい、『最後の審判』のパズルと、妻がお土産に求められていたロザリオを購入できました。
※美術館のテラスから撮ったサン・ピエトロ大聖堂
次はコロッセオへ
コロッセオ移動中にハプニング!!
昼食のジェラートとローマの石畳の道による揺れでお腹がパニック!!
コロッセオの後、トイレ休憩といわれていたがヤバイ・・・
そこで、日本で念のためと購入していた妻が携帯していた
“ストッパ”をもらい噛み砕く・・・。
即効性なのか知りませんが、腹痛の症状が治まっていきました。
もらすことなく、無事にコロッセオ見学と団体撮影を終え、
無事免税店にたどり着き、事なきをえました。
おなかの弱い人は“ストッパ”は非常用として携帯をオススメします。
トレビの泉を見学し、カンツォーネ付の夕食
10分ほどの写真撮影タイムとして、『トレビの泉』へ向かいます。
卒業旅行時にコインを1枚投げていたので、
ローマ再訪となったのかは定かではありませんが、願いは叶うようです。
また運よく『トレビの泉』の修復が終わっており、キレイな姿を見られました。
10分の撮影タイム終了後は、カンツォーネつきの夕食会場へ。
全員で食べる最後の夕食ということで、
新婚夫婦や誕生日の方向けにお祝いの歌が唄われる等、
非常に盛り上がりました。
食べたのは、ラビオリ、牛肉の料理、デザート。ワインは飲み放題です。
カンツォーネを唄ってくれた方々は、
チップを大量にあげていた所長グループの席から離れず、
ずっとリクエストに応えていました。
食事を終え、ホテルについたのは20時30分ころ。
宿泊はローマ中心街からは離れている「メルキュールローマウエスト」。
Wi-Fiはロビーのみ無料、ドアを開け方がちょっと難しいが、
ホテルとしてはキレイで安定していました。
明日は少し遅めにおきて、ローマでショッピングと美味しいランチを食べる予定です。