イタリア4日目:ピサを経由してフィレンツェ
この日の天気は、曇りで午後から雨。
今回行きたかったもう一つの場所、ピサだけでも晴れるように祈りながら起床。
ベッドの数は泊まる人数+1?
いつもより少し遅めの朝食。
朝食も、女子大生3人と同じテーブルに。
「うちは二人なのにベッドが3つあって、間違った部屋かと思ったんですよ」と言うと、
女子大生の一人が
「うちらの部屋は三人だけど、ベッド4つありました」。
!!!
このホテルは、人数+1のベッドが必ず用意されているのだろうか?
こんな会話をしながら、朝食を終えて出かける支度。
連泊なので、スーツケースをまとめる必要がないのがとっても楽!
全員揃って、ピサへ出発。
ピサの斜塔、思ったより傾いてる!!
ピサは狭い街なので、大型バスの入れる場所が制限されているそうで、
駐車場からピサの斜塔へと向かうシャトルバスに乗ります。
シャトルバスで数分乗ると、ピサの斜塔がある広場近くの停留所に到着。
ゲートを抜けると、そこに見えるのはピサの斜塔と大聖堂と洗礼堂。
3つの建物が全て見えるのでとってもきれいです。
ミラノやヴェネツィアでは、
中国人や韓国人観光客をあまり見かけなかったのですが、
ピサでは多くのアジア人を見かけました。
やっぱり、トリックアート的な写真を撮りたいですよね。
大聖堂の門のカエルを触るとお金持ちに?!
ピサの斜塔で存分に写真撮影を楽しんだ後は、大聖堂へ。
大聖堂の門に彫られているカエルを触るとお金持ちになれるという
言い伝えがあるそうで、みんなで触りました。
イタリアには、言い伝え系がとても多いようです。
イタリア人ガイドさんによる大聖堂の説明が終わったところで自由時間。
自由時間は25分しかありません。
せっかくなので大聖堂と洗礼堂の中を見たいので、
チケット売り場でチケットを購入します。
自由時間が少ないのに、チケット売り場の店員さんの動きが緩慢で、
購入を手伝ってくれた添乗員さんと一緒にイライラ。
でも、イタリアや海外ではこれが普通なんですよね。
日本をデフォルトで考えて海外を旅するとストレスになるので、
日本が異常だと考えたほうが楽です。
大聖堂内部
大聖堂には聖人の遺骸が祀られています。誰かは忘れてしまいましたが・・・
遺骨が見えるように棺が作られていて、
お祈りできるようになっているのを見ると、
死んでまでずっと自分をさらすことになるのって、
本人は本当にうれしいんだろうかと考えてしまいました。
洗礼堂で行なわれる反響テスト
時間が10分ほど余っていたので、洗礼堂の2階へあがってみました。
階段はこんな感じ。
ダヴィンチ・コードに影響され、
「この壁のひずみに謎が!」とか楽しみながら、
上りましたが、息切れ。写真を撮って、1階に戻りました。
そして、係員による洗礼堂での反響テストが行なわれます。
とても声の通るチケットチェックの係員さんが賛美歌を歌い、
その声はドームに反響して体の芯に響くほど!
時間があれば体験したほうがいいと思います。
ピサでの観光を終え、フィレンツェへ。
フィレンツェとピサはバスで1時間程度。
バスに1時間乗り、フィレンツェ最初の観光地に到着。
到着した場所は、フィレンツェ全体を見渡せるミケランジェロ広場。
ダビデ像が置かれた広場からは、
ドゥオーモ、ジョットの鐘楼、ヴェッキオ橋など
フィレンツェを代表する建物が見られます。
ここで写真を撮り、妻は友人に頼まれていた法王のTシャツを購入しました。
写真タイムを終え、昼食の中華料理屋へと向かいます。
中華料理でうれしいが、クオリティは低い。
薄い味が続き、米をあまり食べていないのでチャーハンがでるのはうれしい。
出てきた料理は、
たまごスープ、春巻き、酢豚、春巻き、エビチリ、炒め物、チャーハン、
杏仁豆腐です。
日本で食べる中華よりは質がよくありません。それに接客がひどい・・・。
料理が人数分なかったり、スープに指が入っていたりと一昔前な感じです。
わざわざ写真を撮る必要もないので、ここでは写真を撮りませんでした。
ガイドさんと合流し、歩いてドゥオーモへ。
フィレンツェの天気は夕方から雨という予報だったので、
ドゥオーモには晴れている時間に行きたいと思っていました。
念願が叶い、晴れと曇りの中間の感じで、天気がもってくれました。
フィレンツェは学生時代にも来ているのですが、
ガイドさんの説明を受けると見方が変りますね。
天国の門のレプリカは日本が寄付して作られたものだとか、
ドゥオーモのマリアと十二使徒のユダの像だけ下を向いているとか、
細かく見ることができ楽しめました。
※天国の門
※ユダは左から2番目です。
そして、ドゥオーモ内部へと進みます。
クーポラに描かれた最後の審判をさっと見て、ドゥオーモを出ます。
ドゥオーモの次はウフィツィ美術館
ウフィツィ美術館って、めちゃくちゃ言いにくいですよね。
ここでは、ボッティチェリの『ビーナスの誕生』や『プリマヴェーラ』、ダ・ヴィンチの『受胎告知』などを見学しました。
非常に絵画に造詣の深いガイドさんだったためか、
絵の説明に熱が入りすぎ、ツアー客の「自由時間が削られていく」という
思いには気づかなかった様子。
そのため、もともと取れそうだった自由時間90分が、70分に!
添乗員さんはそれに気づいていたようで、
解散の合図を待たずに「行っていいですよ」と言ってくれたので、
即効で美術館を出ました。
ちなみに、あまり美術に興味のない人にはつらい時間ですが、
私たち二人は別の楽しみ方をしていました。
“聖☆おにいさん”のイエスが
「自分の子供のころを書いた絵は全部おなじ顔してる」的な感じのことを
言うのですが、それを思い出しながらイエスが描かれている絵を見ました。
本当に同じ顔をしてる!!
でも、これに関しては解説があり、
「イエスは神の子として悟りを開いているので、あれは悟っている表情だとされています。」とのこと。
なるほど、子供ながらに大人の知性を持つ・・・
コナン君か!!
それ以外にも、表情が面白い絵を見ると、“ボケて”のお題にして楽しみました。
美術館が退屈だと思った方は、こういう楽しみ方をしてはいかがでしょうか。
夕食は買って帰ることにし、フィレンツェ市内を散策
行かなくてもいいとは言っていたのですが、
世界最古の薬局であるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へと向かいました。
でも、値段が高いのとカルマドリのクリームを購入済なので、よっただけで終了。
ホテルでワインを飲みたいと思い、街の酒屋でワインを購入。
おばあちゃんが、「トスカーナ地方のワインでこれはオススメよ」というので、
ミニボトルを10.5ユーロで購入。
日本では売っていないのですが、ネットでフルボトル10ユーロで販売
しているサイトを発見・・・
そんなことをしていたら、夜ご飯を購入する時間がほぼなくなり、
イタリアの成城石井のようなお店“イータリー”でピザを購入して
集合場所に急いで戻りました。
ヨーロッパの街は石畳の道なので、長く歩くと足腰へのダメージが大きく、
この日は30,000歩ほど歩いていました。
夕食は?
ピザを購入したけれども、
日本から持ち込んだミニカップヌードルとサトウのごはんを食べていなかったので、一緒に食べることにしました。
ツアーのほとんどの人は、ホテルのレストランで食事をしていたようです。
歩き疲れたせいか、自分はピザも食べずにカップヌードルを食べただけで、すぐ寝てしまいました。
ワインも結局飲んでません。
ツアーで行くフィレンツェでの歩き疲れにはご注意ください。
明日はイタリア旅行の最終地であるローマへと向かいます。