いびきを軽減させ、よりよい睡眠へ導くSLIIP
Google PlayやApp Storeでも睡眠時間やいびき、寝言の記録が取れるものや、睡眠の質を改善するアプリなどが多くリリースされています。1日の3分の1は睡眠と考えると、如何に良質な睡眠を取れるかが体にとって重要になります。
SLIIPは、モバイル機器と枕のIoT製品であり、いびき改善の解決策を発見し、睡眠の質を向上させるために設計されました。
どれぐらいの人がいびきをかくのだろう?
私は疲れているときやお酒を飲んだ日等にいびきをかいているらしいです。さらにストレスがひどいと歯軋りもするらしいのですが、日本人でいびきをかく人は男性で24%、女性で10%、睡眠時無呼吸症候群の人は約200万人いるそうです。
さらに、日本人は骨格的な特徴に加え、生活習慣の変化による肥満等の影響でいびきをかきやすいと考えられているそうです。
※1 Sleep Breath 2011;15:63-69
SLIIP本体+枕の機能
自分が熟睡できないのはしかたないのですが、一緒に寝ているパートナーの睡眠にも影響を与えてしまいます。このような問題点も改善できるというのがSLIIPなのです。
SLIIPの枕はアヒルの羽毛と羽根が使われていて、内蔵されているインフレエアバッグは、睡眠状況に応じて高さを調整するのをサポートします。
内蔵センサーが人の動きを検知し、自動的に調整されます。
良質な睡眠は身体疲労を回復することができます。SLIIPはすぐに深い眠りに入り、深い眠りの中断を軽減するサポートを行います。本体に内蔵されているサラウンドスピーカーは、専用アプリをインストールすると使えるようになり、睡眠に入るプロセスをスピードアップするためにΔ波を出すことができます。
さらに、本体はマイナスイオンを発生させることもできます。部屋の空気の質を改善することも睡眠にはとても重要なのだそうです。
SLIIPアプリ
アプリでは睡眠データを記録することができ、時間、長さ、空気の状態などのデータをわかりやすいようにスコアにして表示してくれます。家族や友人とスコアを共有し、睡眠の健康を向上させるためにお互いサポートすることもできます。
本体とBluetoothで接続することで、SLIIPの基本システムである、枕の高さ調節以外に、ベッドランプ、アラーム、充電器、Bluetoothスピーカー、睡眠アドバイザーなどの機能も操作が可能となります。
この記事を書こうと、いびきについて調べていたら枕だけで上記のことを行う枕を発見してしまいました。低反発ウレタン素材を使っていて、音感センサーで枕の高さを自動調節してくれるそうです。金額は18,333円(税抜)。
SLIIPは現在購入可能な価格が209ドルで日本円で25,000円程度なので、ちょっと高いですね。素材が羽毛なのか、体反発ウレタン素材かの違いもありますが、いびきに悩まされている方にはどちらかを購入するというのもありかもしれません。
画像・ソース元:Kickstarter